ごあいさつ

私は元医療的ケア児の女将です。根本的な治療法がない稀な病のため、幼少期から具合が悪くなる事が多々あり「痛い・苦しい」と生きる希望や楽しむことを諦めて育ちました。
そんな経験から「ユニバーサルツーリズム」をテーマとした旅館の建設を計画、発起人のひとりでもある地域の医師に相談する中で、高齢者を対象とした施設や法案は多いのに、「どうしてこども達の笑顔を生み出す環境は少ないのだろう?」と考えるようになり、ある考えが浮かびました。

“無いなら我々が作ればいいのではないか”と

前例がないからと諦めるのではなく、私たちのような様々なプロであるメンバーが力をあわせることで、医療的ケアが必要なこども達と家族にも丹後の景色を見せてあげられるように
「京丹後こどもみらいプロジェクト」を立ち上げました。

代表理事小谷 奈穂

Our Mission

Defying Gravity
From The Conventional
Thinking

日本には、日常的に医療ケアを必要とするこども達が約2万人前後いらっしゃいます
気軽にお出かけしたい、遊びに行きたい

パパ、ママ、にぃにぃ、ねぇねぇ、家族と一緒に
海に行きたい、山にも行きたい
まだ見たことが無い世界にも行きたい

この思いは特別な望みではないはず

旅行先での医療ケアはどうするの?
体調不良になったらどうすればいいの?

“だから思い出づくりなんて難しい” 決めつけられた “常識”を人と人のつながりを紡ぐ事で超えていくこと
それらが、私たちのミッションです。

Blog

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Our Concept

Memories Are
Energy To Live

発起人のひとりである小児科医師は、毎週医療ケアを必要としている子たちへ訪問診療を通じ、ご本人やご家族の病気への怖さ、将来への不安、変化のない毎日へのストレスを感じ取れる様になりました。その一方で、行政や医療界からも医療的ケア児をとりまく環境などが、あまり注目されてない現実を知ることになりました。この現状を少しでも改善し”笑顔にできないか?”と考え始めたのがコンセプトの始まりです。

家族みんなで行く“旅行”って楽しかった。
医師、看護師など医療連携のみならず丹後の様々な多職種専門家と手と手をとりあい”紡ぎ”、医療担保のある旅行サポートを企画しました。初めて丹後を感じたこども達の笑顔に我々は驚き、スタッフを含め大人たちも自然と笑顔になり、僅かですが“奇跡”を経験できました。

思い出は明日を生きる力になる

海の音色、山の彩り、海や山の幸の香り、全てが五感に訴える刺激となり、海水浴、花火、温泉、食事、友達づくり、紡がれた思い出は 回復の糧となると考えています。

Project Members

プロジェクトメンバー
女将
小谷 奈穂
株式会社小谷常 代表取締役社長兼女将
丹後のくろねこ 代表理事

私は生後まもなく、とても稀な病で10時間以上の手術を経験し、NICUを出たのは生後6ヶ月の時でした。根本的な治療法がないので「20歳まで生きれません」と余命宣告されましたが、現在50代。嫁ぎ先の旅館を手伝う中で、医療的ケア児などのこども達の宿泊が皆無なことにショックを受け、「今の立場なら『旅行に行きたくても安心して行くことができない』こども達家族を受け入れる体制ができる」と思い、実現させました。

小児科医
藤原 大輔
関西医科大学医学部卒業
昭和大学病院小児科学教室入局
医療法人 ふじわらクリニック理事長
医療法人双樹会 よしき往診クリニック 小児科担当

産まれた翌日より小児科にお世話になりました。入院回数は20回以上。その頃の記憶は、救急病院へ背負う父の背中、点滴で固定された腕です。病院嫌い・医者嫌いな私が、小児科医となったのは学生時代に会った患児たちです。この子たちを治せる事で医師を続ける事が出来る。「今の医療では無理だけど、命さえあれば新しい治療を受けれる」可能性を信じ、一般診療、訪問在宅診療を行っています。

薬剤師
船戸 一晴
ゆう薬局グループ 執行役員(丹後・舞鶴ブロック)
ラジオ・パーソナリティ(FMたんご、FMまいづる) DJ

京丹後市網野町生まれ。熊本大学薬学部卒(2002年)。新卒でゆう薬局グループ(京都市)へ入社し、薬局薬剤師の道へ。京丹後市での新店舗開局に併せて2008年に丹後へUターン帰郷。音楽・映画・本・ラジオ好き。薬局機能を地域へひらく活動を丹後で実践すべく、出前講座・アート展示企画・薬局軒先出店・高校探求授業への協力など様々な取り組みを行っています。

About Tango

旅先は、豊かな丹後

“海の京都”とよばれる京都府北部に位置する京丹後市。海も山もある自然豊かなまちで、古代のロマンを感じる街並みや文化が今も残っています。
こども達のお気に入りは、透明度の高い美しすぎる「海」。柔らかい「波音」やキレイな「お魚」たち。夜空にきらめく「星空と天の川」。鮮やかでいい香りの「山の幸」「海の幸」。寒くて冷たい「雪」。時に優しく、時に烈しい魅力あふれる“景色”が待っています。
時がゆっくり流れる丹後へようこそ。

Our Vision

Open Doors To A Future
Byond Limits

紡がれた思い出がこども達の回復の糧となること。小さな奇跡が導く軌跡を皆様にお伝えすること。その軌跡の結果を医学会、社会が認知頂くこと。最終目標は、こども達の隠れた奇跡を解放し、こども達が社会参加できる未来を手に入れること。

想像できなかった未来を手に

このプロジェクトが全国で理解・共感され、それぞれの地域でアレンジされながら広がっていくことを願っています。

Philosophy

Every Child Deserves
A Journey Full Of Joy

一般社団法人KYOTANGO THREAD CARAVANは、人と人を紡ぎ、職と職を紡ぎ、地域と地域を紡ぎます。すべてのこども達に喜びがあふれる旅になるよう、京都府の丹後の地において、多職種、専門職の連携を通じ、医療的なサポートをご提案いたします。

複数の家族を対象にした「京丹後こども・みらいプロジェクト」は定期的に開催を予定しており、日程などの詳細につきましては本サイトでお知らせいたします。
なお、医療的ケアが必要なお子様とご家族の宿泊相談は随時行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

  • レジャー

    四季折々の丹後を
    お楽しみください

    春は花見、夏は海水浴、秋は散策、冬は雪遊びなど様々なプロジェクトの開催を予定しております。

  • お食事

    旬の丹後の食材を
    お楽しみください

    食材のアレルギーなどは事前にご相談いただければ対応可能な場合もございますので、お気軽にお問い合わせください。

  • 宿泊

    戸建て温泉旅館 水屋敷

    1棟は室内用車椅子でのご利用も可能。客室には展望温泉を完備、お客様が手配した酸素吸入器などの事前受取も可能。

対応できる宿泊先

各宿泊施設の詳細は下記アドレスからご確認ください。
※「水屋敷」のみ完全バリアフリーです。

水屋敷
https://mizuyashiki.jp/
澄海-Sky-
https://sky.kyoto.jp/
レイクサイド琴引
https://www.kotobiki.com/

Let’s Collaborate

ご支援のお願い

京丹後こども・みらいプロジェクトは、個人、企業の寄付金などを使い企画運営をしております。活動の趣旨に共感しご支援していただけます方々、企業を広く募集いたします。
令和6年度「京丹後市地域活性化推進事業」に認定。

募集内容

  • 企業、個人からのご寄付
  • プロジェクト企画における運営ボランティア(医療介護福祉職種など)

お問い合わせ先

一般社団法人
KYOTANGO THREAD CARAVAN
メール:
info@kyotango-threadcaravan.com

このプロジェクトは、こども達の笑顔のために、
人と人を紡ぎ、職種を紡ぎ、地域を紡ぎます。
そして、医療的な回復につながることを実証しています。

スペシャル
パートナーシップ

ゆう薬局
株式会社小谷常
ふじわらクリニック

パートナーシップ

スペシャルサンクス

イラストレーターいちごいちえのポートフォリオサイト

Contact

お問い合わせ先
京丹後こども・みらいプロジェクト
《運営》
一般社団法人KYOTANGO THREAD CARAVAN
《事業内容》
医療的ケアが必要な方とその家族の旅行支援に係る各種企画運営など
《お問い合わせ》
一般社団法人KYOTANGO THREAD CARAVAN メール:info@kyotango-threadcaravan.com